猫以外の哺乳類は全般的に大の苦手、ツリーです!
わたしはある日ぼんやりと、こんなことを考えてしまいました。
「なぜキリンは高い木の上にある葉を食べるために、“立つ”ではなく“首を伸ばす”という方法を取ったのだろう?」
キリン。 哺乳網偶蹄目キリン科キリン属。
ペットとして飼うことのできる、最大にして最長の動物。
それはもちろん生物としての構造上、そうするのが最適であったから——だというのはそれはそうなのでしょうが、キリンが生物競争に生き残るために取ったこのアプローチは、
『人が成長し、社会で生き残る為にはどうすべきか』という示唆が多分に含まれているのではないか、と思えてなりません。
つまりそれは
『たった一つの個性を突き詰めれば、唯一無二の存在になれる』
ということです。
たしかに『直立』は人間が駆使できる、最も便利な技術ではあります。
しかし、前足を浮かせて後ろ足で立つことそれ自体は、犬や猫にだってできてしまいます。
最適化された手法は、模倣しやすい
ということなのかもしれません。
ですが、長い年月を経て進化し、伸化したキリンほどの長い首を有する生物は、この地球上には他に一種だって存在しません。
非効率だと、非常識だと思われるような手法が、画期的で、唯一で絶対の自分の武器になりえる。
キリンの在り様からだけでも、そんなメッセージが汲み取れます。
聞けば、キリンの首の進化は生物学の歴史的にも異例の爆発的超スピードということだそうです。
やっぱり、『突き詰める』 って偉大ですね。
みなさんもぜひ、日常に潜むささいなことをちょっと視点を変えることで視野を広げ、自分だけの武器を——キリンの首のように、しなやかで強靭な持論を——見つけてみてはいかがでしょうか。
それでは、またお会いしましょう!
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