ゆる~く覚える楽しいコトバ ~part3 悪運~

みなさんどうもこんにちは、運だけはいつもかなり強い男、ツリーです。




どのくらい運が強いかと言えば、友達のパチンコ見学中にいつも私がお手洗いに立つと大だとBIG、小だとBARが、戻ってくるときには当たっているくらい強いです(マジです)。




しかしそんな私にも、かねてより疑問がありました。




「……ちっ、まだ生きてやがったか……悪運の強い野郎だぜ……」




など、よく漫画などで目にするこの“悪運”という言葉。




実際、どういう意味なんだろう??




“運”と“悪運”は、どう違うんだ??




なんでああいう台詞はあんなにも格好良いのか??




と、気になったので

私の運の力(辞書)を使って調べてお伝えする




ゆる~く覚える楽しい日本語講座part3!




“「悪運」とは?ーー相反する二つの意味”



まず“悪運”について調べる前に




“運”について調べてみると辞書には




「人の身の上にめぐりくる幸、不幸を支配する、人間の意思を超越したはたらき」




と書いてありました。




なんだか神秘的な響きで長々と書かれていますが、まあ要するに




『人間の意思じゃどうにもできない不思議ななにか』




ということですね。




「よい巡りあわせ」




という意味もあるので、『幸運』を表すときはこちらの表現を使うみたいです。








では、“悪運”とはなんなのでしょうか。



これまで私は、漫画などを読みながらなんとなくのニュアンスで




「なんか運よりももっとどろどろした悪人特有の奇跡的な巡りあわせ」




というように理解していました。



このような認識をしていた方は多いのではないでしょうか。



調べてみると辞書にはこう書いてありました。




「悪いことをしても報いを受けず、かえって栄えるような運」




ふむふむ。




まあ、大体私がなんとなく理解していたニュアンスで、概ね正解だったようです。




しかし




この言葉には、もう一つ違う、全く真逆の意味がありました




それは……




「運のわるいこと」




…………


おいおい、まじかよ……




それだと全く意味が違ってきちゃいますよね。




あの「悪運の強い野郎だ」という台詞が




同情、憐みの言葉にも聞こえてしまって、なんだかいたたまれません。




しかも




漫画とかだと何度倒しても立ち上がる不死身的な強さを持った強敵に使っているこの言葉も、




日常生活でちょっと可哀想な友達とかにも使うことができてしまうわけです。




「おいおい、お前まーた犬の糞踏んだのかよ。まったく、悪運の強い野郎だぜ





……うわっ、ダサッッ!!




こういう台詞は漫画とかのシリアスな場面で使うからこそ格好良いのであって、




使い方次第では格好悪くもなってしまうことも分かってしまいました。




“悪運”という字面からこのような「不運」という意味だと理解していた人も結構いることでしょう。




それも、正解であったようです。




“これだから日本語――言葉は面白い”



このように




今までなんとなくのニュアンスで理解していた言葉にもちゃんとした意味があり




しかもそれが自分の解釈していた意味や




それとは全く逆の意味を持っていたりと




相反する二つの意味を持っていたりするのですから、面白いですよね。



これからは今回ここで得た知識を活かして

悪いことしてるのに幸せそうにしている奴や、



ちょっと不運な友達に対してクールに

「悪運の強い野郎だぜ」って吐き捨てちゃいましょう!




(中二びょ……カッコイ~!)




このシリーズでは、今後もこういった

『言葉の面白さ』を伝えていきます。




ですので、これを“きっかけ”に

みなさんも言葉を好きになってくださいね!




では、また次回もお楽しみに!

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